(2)いつから始めればいいのか?

 この本は基礎の知識(生理学・病理学・薬理学など)は前提としているので、ちょうど基礎科目を終えた頃に始めるとちょうど良いでしょう。もちろん、それ以降の人はいつでも始められると思います。逆に、既に臨床科目を終えた人でも、全く違った角度から臨床を勉強することができるので、この本を読む意義は大いにあると思います。何より症状から鑑別診断を考えていく癖がつきます。僕らが始めたのは臨床科目が少し始まった頃。それでも、何の違和感もなく勉強は進みました。

 また、基礎科目を勉強中の方には、基礎科目さえ「症例」を通して勉強してしまうという「Harvard方式」の勉強法があります。内容を簡単に説明すると、Mosbyと同様に「64歳女性、下腹の痛みで…」といった感じで症例が進んでいく中、<心電図>といった言葉などが出てきます。その時に、知らない言葉や基礎医学の知識を教科書に戻って学ぶというものです。ただ、教科書を初めから読むのと違って、医療においてこの知識がどのように役立つかがわかるようになっています。これについては、この冊子では詳しく書くことができませんが、実際、既に勉強会が始まっています。

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