(7) 今の医学教育の動き今、全国的に医学教育が変わろうとしています。重なる医療ミスをどうにかしようと、教育を変えていこうとしています。アメリカのステップ1のような試験の導入も考えているようです。うちの大学もそのなかにいます。1999年12月27日に開かれた医学教育フォーラムに参加させてもらいました。そこで、決まったことは、1.解剖を2回生に持ってくる、2.授業では基礎的なことを教え、授業も今までの半分にし、学生の自主勉強に主体をおく、3.答案を返す、などでした。ただ、実際に実行されるかどうかは各教授に任されており強制力がないため、本当に実行されるかあやしく、また、移行期になるので、ある程度煮詰まってくるのに2〜3年はかかると思います。個人的な意見ですが、教授、助教授を選ぶのに教育が上手かどうかという観点は今の制度ではなく、そこで、研究と教育のどちらにウェイトをかけるかというと、やはり、研究ということになってしまうので、マンパワー的な観点から、今のままではかなり限界があるように思います(つまり、制度的に限界があると思う)。医学教育って、そんなに簡単にできるもんじゃないと思う。(8) 先生方にものもうす授業をなされる先生方と学生の関係も、医師と患者との関係と同じだと思います。きちんとラポールを形成して、informed consentして、僕らのQOS(study)、ないしはQOLを上げてください。きちんと、診断料(授業料)を払っているんですから。今のままでは、お医者様と一緒です。ちょっといいすぎかな^^;(9) 最後に今の教育には、生理学なら生理学という勉強だけで、分野間をつなげる教育がほとんどないというのが現状だと思います。こういう観点からも、また、一般の教科書と実際の臨床の間をつなげるものとしても、ケーススタディーは今の医学教育に不可欠だと確信しています。現在、毎週火曜日、5時からA棟111号室で内科の、毎週金曜日、4時30分からC棟5階の生理学教室のセミナー室で別の内科のケーススタディをやっています。興味のある人はご連絡ください。連絡先…新4回生 塩川 雅広 Masahiro.Shiokawa@ma2.seikyou.ne.jp |